ともづなの想い

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施設長へのインタビュー

interview

施設長インタビュー

株式会社 ともづなリハサービス
代表取締役 施設長

KAZUYUKI TOMIKI

社会福祉士/理学療法士/介護支援専門員

1994年に理学療法士として病院に入職。2000年以降は、ケアマネージャーや社会福祉士の資格を取得、介護保険分野の事業に関わる。2013年施設長として「住宅型老人施設ケアホームともづな」を、2014年には「ケアホームともづな弐番館」を開設。

施設長のブログ

私の仕事歴。

私は、1990年代前半に理学療法士として病院に入職しました。当時は、バブル経済の崩壊、阪神大震災等の世相と時を同じくして、来るべき高齢化の進展と高齢者医療費の急激な伸びが社会問題として顕在化していた時期でした。
一方、特養に代表される福祉現場は、措置制度の庇護のもと、到底相手目線のケアとはいえないような環境が常態化していました。

当時はまだ理学療法士の絶対数が今ほど多くなかったこともあり、専門職としていろいろな病院や施設に関わらせていただく機会がありましたが、現実は私が学校で学んだような「リハビリテーション」の視点とはかけ離れたケアの実態がそこにはありました。

そのような経験の中で様々な矛盾や挫折を感じながらも、何かが少しずつ変わっていく「予感」も感じていました。「社会保障構造改革」のもと2000年に「介護保険制度」がスタートしたのです。これは介護を、年金保険、医療保険に次ぐ第3の社会保険と位置づけるというものでした。福祉現場では「措置から契約」へと変わり、医療現場では、医療と介護の分離(入院日数の短縮やリハビリ日数の制限等)などが行われ、私自身も2000年以降は、ケアマネージャーや社会福祉士の資格を取得し、介護保険分野の事業に関わるようになっていきました。

「介護保険制度」のスタートで変わったこと

ひとつは介護がサービスとして位置づけられたため、ご利用者に選択していただく必要が出てきたということ。どの分野のサービスでも同じですが、選ばれなければ淘汰されるわけですから、そのためにいいサービスを提供していこうという機運が業界全体に広がってきました。

もうひとつは、この分野への参入障壁が下がり、より広く門戸が開かれたということです。介護保険は広く参入を促す観点から営利法人での運営が認められたため、異業種を含む様々な分野や人がまさに「怒涛のごとく」押し寄せてきました。

なかでも入所系事業は、土地・建物が必要となるため、不動産業者や土建業者が数多く参入してきました。彼らは、土地・建物についてはプロでも、「サービス」に関してはまったくの素人のため、私のような専門職種のところにいわば「プロデュース」の依頼がたくさん来るようになりました。私にはまだ自分で事業を起こせるだけの実力はありませんでしたが、この「プロデュース」に様々なカタチで携わらせてもらったことが、現在に繋がっています。

老人ホーム ともづな お花見

老人ホーム ともづな バスハイク

自宅での介護について。

本当に「住み慣れた自宅」が幸せか?

介護保険施行後初期のころは、訪問・通所系のサービスにも多く携わらせてもらいました。
国は膨れ上がる入院医療や施設入所費を抑制するためもあり、「在宅介護サービス」の充実を喧伝しました。事業所側にとっても、比較的少ない初期投資で参入できるため、民間企業が全国チェーン展開するなどして世間の注目を集めました。「介護が必要になっても、誰もが安心して住み慣れた自宅で暮らせるような世の中を」国もその方向に誘導し(経済的な観点が大きな理由ですが)、ぱっと聞けば当たり前で、実際国民にアンケートをとると、自宅での生活継続を望む方が大半でした。

しかし、介護が必要となった状態で、それまでと同じ生活を維持していくためには、当然ながら「人的・物的環境」が整っていなければなりません。これだけ個人主義・核家族化した現代社会では、それが困難で、家族に負担をかけてしまうことは容易に想像がつくでしょう。

「住み慣れた自宅で」というのは、元気な私たちが「自由で、好きなように生活できる」という今の観点から考える「幻想」に近いものなのです。実際は、安心・安全な環境に住み替えたほうが、当事者も幸せになれる事例を数多く経験しました。また、家族にとってもしっかり抱え込んでしまうよりも、適切な距離をとったほうが、良好な関係が築けるものなのだということも肌で実感しました。

在宅での生活維持は介護2〜3のあたりが境界線です。もちろん家で生活し続けられることにこしたことはありませんが、1日のうち時間帯を指定したいわゆるスポットでの介護以外に、短時間・隙間のケアが頻回に必要となったときには、家族への負担が大きくなってくるため早めに住み替える必要があると思います。

自宅以外の選択肢。

自宅がムリなら、どんな選択肢があるのか?

介護保険が世間に根付き始めた時期から、入所系のサービスにも携わるようになりました。
入所系サービスには代表的なものに介護保険3施設(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、療養型病床群)と呼ばれるものがあります。これらは介護保険前から、入所ニーズに対応してきたサービスです。それぞれの簡単な概要と問題点を列記します。

  • 特別養護老人ホーム
    措置制度の流れを汲む社会福祉施設。
    本来は、社会保険(介護保険)だけでは対応できない福祉的ニーズの高い要介護認定者のための施設であるが、福祉施策として高額な社会保障費が投入されている ので低廉な料金で入所でき、入所待ちが多数ありなかなか入所できない。待機者が全国で50万人いるとされる(この真偽と問題点は後述します)。
  • 老人保健施設
    もともとは病院と在宅の中間にあるものとして位置づけられ、リハビリをして家に帰ることが前提になっている施設です。
    しかし、実際には半分特養化しつつあることが問題視されはじめていました。半分、病院なので医師が常駐し、看護師やリハ専門職も基準で在籍していますが、医療については出来る範囲に制限があり、そのことが入所者を「選ぶ」ことに繋がっていました。
  • 療養型病床群
    医療機関のいわゆる老人病院です。
    比較的医療依存度の高い方が利用できますが、介護施設に比べれば、医療なので非常にお金がかかります(国から見たときのはなし)。そのため、一旦は廃止の方向で進んでいましたが、現実の問題に直面し、いまだ先送りになっています。また、あくまでも治療する場なので 、生活環境としてみたときには、ほかの施設と比べると基準的にゆるいものがあります。

介護保険施行後は財政的な観点もあり、「住まい」と「医療・介護」を切り離して考える方向性が示されました。この分野に営利法人の参入が認められ、上記3施設以外にもグループホーム、サービス付高齢者向け住宅など様々な種類のサービスが生まれました。

門戸が広く開かれたことはもちろん良いことですが、「これからは高齢化社会だから」とか「なんとなく儲かりそう」「土地・建物を有効活用したい」などといった、事業の本質をあまり理解していない方たちの安易な参入が多くあるということもまた事実です。

老人ホーム ケアホームともづな

利用者のもとめるもの。

よりシンプルでわかりやすいサービスを。

私は3施設以外にも上記のような様々なサービスに携わってきました。延べたように制度は複雑であり、それぞれに問題点を抱えています。しかし、サービスを利用する側からすると、求めているものはそんな複雑なものではなく、もっとシンプルで切実なものです。すなわち、

  1. 1) 現在の病気の状況と介護の必要度合いで、入居できるのか?今後も含めて継続が可能か?
  2. 2) 上記の症状・状況をふまえ、適切なリスク管理と自立支援をしてくれるか?
  3. 3) そのサービスにいくらかかるのか?

大雑把に言うと、3施設は制約が多くて入りにくい、それ以外はサービスと料金の部分で不安とミスマッチがある・・・というのが利用する側から見たときの実感だろうと感じていました。

このような経験から、現場目線で考えられる最良のサービスを低廉な価格で実現するために「ともづな」は生まれました。

本当に必要なもの。

あなたとずっと一緒にいます。
本当に必要なもの、大切なものを考えています。
  • 共に生活し、
    寄り添うケア
    共に生活し、寄り添うケア 老人ホーム ともづな
    入居者の方たちと共に時間を共有し、一緒に生活することで、その方に寄り添うケアを大切にしています。 入居者の方やご家族にとっては、もう一つの住まいに来たと思っていただきたい。 ですから、家族を施設に預けたという罪悪感はどうか、お持ちにならないでください。
  • 24時間365日
    切れ目のないサービス
    24時間365日切れ目のないサービス 老人ホーム ともづな
    ともづなでは、「住まい」を軸に、「生活支援」と「ケア(介護)」「医療ケア」を組み合わせ、24時間切れ目のないサービスを提供しています。
    ご家庭や一般高齢者施設で受け入れの困難な、医療的サービスの必要な介護度の高い方、認知症の方の入居も積極的に受け入れています。
  • よかったと
    言ってもらえる暮らし
    よかったと言ってもらえる暮らし 老人ホーム ともづな
    お一人お一人の尊厳を重視し、生活パターンや生活ペースに合った個別ケアを心がけています。 またその先にある看取りにも取り組んでいます。
    共に生活し、最期を迎えられた時には、「ともづな」で暮らしてよかった…
    ご本人様にも、ご家族にも、そう思ってもらいたいのです。

地域の介護市場の健全な発展のためには、健全な競争が必要です。
地域に数ある様々な施設・サービスと切磋琢磨して、選ばれる事業所となって地域に貢献していきたいと考えております。

入所系サービスは、特に介護保険前から存在していた事業や制度との間で様々な歪みがあり、そのことが民間事業所の運営、ひいては国の将来の行く末に大きな影響を与えることが危惧されています。
そのことは業界に携わるものとして、健全な競争のもと良いサービスを行っていくためにも、看過できない重要な問題だと認識しています。

今後、それに関する所感も情報発信していくことで、少しでも市場の健全な発展に寄与できればと思っています。

有料老人ホーム ともづな

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